訪問歯科診療について


●「往診」と「訪問診療」の違い

   「訪問診療」と聞いても「往診」とどう違うのか、分らない方は多いと思います。以下にその違いを説明していきます。

 

「往診」=患者さんから連絡を受けて”その都度”訪れる

 

「訪問診療」=”定期的かつ計画的に”お医者さんが訪れる

 

「訪問診療」は”その時の主訴の解決”だけではなく、在宅での生活を少しでも快適に過ごして頂けるようお口の問題を解決し、飲み込み等の機能の低下に対応した訓練・リハビリなどをサポートしていきます。

 介護を受けている方こそ食事は大きな楽しみの一つです。口の細菌が肺に入っておきる誤嚥性肺炎やインフルエンザ等の感染症の予防をし、おいしい食事が出来るようにしましょう。

 

●お困りではないですか?

・入れ歯が合わない

・ムセがひどい

・食べこぼしが増え

・飲み込むのが辛そう

・食事にかかる時間が長くなった(目安は40分以上)

 

こういった症状には入れ歯の調整や、咀嚼・嚥下の訓練が必要です。栄養がとれず、抵抗力が落ち、誤嚥もしてしまうのであれば、誤嚥性肺炎を起こすリスクが高まります。

 また、「胃ろう」だから大丈夫ということはなく、誤嚥性肺炎は「お口の中の細菌」を誤嚥することによって起きますので、唾液を誤嚥することも危険なのです。

 

 


●訪問診療をご希望のご家族の方へ

※最初に歯科医院の方へご連絡ください。TEL018-833-2240

・各種保険証

健康保険証 介護保険証 障がい者手帳 生活保護受給者証などの各種給付・助成証

・担当ケアマネの氏名・事業所名・連絡先

・既往歴や服薬がわかるもの

血液サラサラの薬 骨粗しょう症 ステロイド薬 などは歯科治療に影響します。持病や服薬がわかる「お薬手帳」があると便利です。